- mizukikobo
土間のテーブル

私が育った田舎だけかも知れませんが
かつて 農家の勝手場 要するに台所ですが
そこはふつう土間になっていました
そしてそこには 細い脚に支えられた薄いトップのテーブルがあって
わりと大きめで けっこう使い込まれていて
時にはゆるりと揺れるような華奢な作りで
大体どこの家でも 似たり寄ったり
たぶん 自分たちで手作りしたか 大工さんが片手間に作ったか
土間にあるということがけっこう重要で
要するに 靴を履いたまま腰掛けられるわけです
毎日 時間を惜しんで忙しく働いた農家の知恵だったんでしょう
内と外の接点を ”土間の勝手場”という空間に 仕上げ
そこに日々の生活の要として多用途のテーブルを据えた
このテーブルの上で家族が毎日食事をし
ときには 採りたての野菜を仕分けたり 野良仕事の途中に一服したりとか
そんなふうに農家の日々の生活に強く密着したテーブルだったと思います
そんな記憶をもとに作ったのがドマーテーブル・オリジナル(写真上)です
もちろん ドマーは土間のシャレ みずき工房のオリジナル・タイトルです
ただ オリジナルをそのまま現代の住空間に入れるにはちょっと無理がありそう
それでリデザインしたのが現在のドマーテーブル
どちらかというと田舎志向の別荘などによく似合うテーブルだと思います