ご注文の前に
ここでは、ご注文の前に知っておいていただきたいことを説明しています
 
自然の素材

 無垢の木は自然素材です。そのため、たとえ同じ材種同士の板でも、また、一本の木から採った板でも、一枚一枚に個性があります。それは、木目や色合いの違いや節などとなって現れて、それが家具になってからも反映されます。結果、同じデザインの家具であっても、その時々の材によって微妙に雰囲気が変わるということになります。

 みずき工房では、そういう木の特性を考慮に入れつつ、日々の生活の道具としてできるだけ違和感のない家具作りを心がけておりますが、サンプル品と全く同じもの、あるいは、表情や品質の限りなく均一なものをご用意するのは、無垢の木を素材とする以上、どうしても無理があるということをご理解くださいますようお願いいたします。

  

 
環境と木の変化

 無垢の木は、板(材料)になってからもしばしば「生きている」という言葉で表現されますが、それは、周りの環境によって、微妙に形を変化させるためです。たとえば、湿度が高いと湿気を吸って膨らみ、乾燥するとやせます。また、板の片面だけが乾燥したり湿気ると反ったりもします。さらに、ねじれることもあります。木が家具となって日常生活の中にはいってもこの性格は変わりません。

 無垢の木を扱う木工の技術の大半は、そういった木の変化に対応しようとするための技術ですが、これらの変化を100%抑えることは、逆に木にストレスを与えてしまい良くありません。そのため、材料の十分な乾燥を経た後、少しでも「木が遊べる」部分を設けながら、無垢の木の家具は作られています。

 ところが、家具となって設置される環境が極端に悪条件の場合、例えば、乾燥が激しい、逆に湿気が多い、直に紫外線が当たる、常に風があたっている…等々、上記のような木工の技術を超える変化が起きてしまうことがあります。それを防ぐ唯一の方法は、ひとえにユーザー様の意識にかかっています。ぜひ、計画の段階からそのことを心に留めておいてください。
 以下に具体的な事例をあげましたのでご参考にしてください。

 ・家具の設置付近にカビ等の発生がないか日頃から観察を。あれば除湿対策を。
   別荘ユーザー様へ……閉鎖時の別荘内部は高湿度になりがちです。ぜひ除湿対策を!
 ・紫外線は、急速に色あせや日焼けを早め、塗装面や接着剤を劣化させます。対策としてレースカーテン等を有効に使ってください。
 ・冬季などの乾燥期には適度な加湿対策を。
 ・温風暖房機やエアコンの風や熱を直接当てないでください。木が割れることがあります。

というわけで…まずはわが家の環境チェックを。

 
搬入経路

 テーブル等の脚物やキャビネット等の大型家具をご検討中の方にはとても重要なことです。まずこの問題をクリアしてください。

 一般的に、新しい家具の購入を検討し始めたとき、お部屋の広さや設置場所のサイズについてはけっこう注意深く検討するものですが、意外と、搬入経路については見落しがちです。
 予定している家具のボリュームや形状によっては、設置場所まで入らないということもありますので、必ず搬入経路のチェックを!

 ・搬入経路全体の把握。駐車場からお部屋の設置場所まで。
 ・搬入経路の幅。
 ・ドア部分の幅と高さ
 ・途中に曲り角や出っ張りがないかどうか。
 ・階段の有無。
 ・エレベーターに入るサイズと重さ。

 また、大型家具でも、デザイン設計の段階から検討すれば、「分解・組立て」などの構造にして問題をクリアできる場合もありますので、お気軽にご相談ください。